透析にも限界がある



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透析を維持するのは、機械とMEさん・・・じゃないでしょ!!

透析患者は、なぜ水分を制限されるの?

腎不全になり、透析が必要になると、IN/OUTバランスが重要。
尿が出ない・ほぼ出ない状態の人が透析をしているのですから、不感蒸泄や汗を考慮したとしても、どうしてもINの方が多くなってしまいますね。

INは1日500mlや1000mkと、人によって主治医から制限されている量が違います。
これを守らないと、どういうことになるのでしょうか?

透析は、単純に水分を引いてくるのではありません。
私も仕組みをしっかりと理解しているわけではありませんが、一度血液を取り出して機械を通して浄化し、またそれを戻す作業を行います。

もし水分が1日で3㎏増えてしまったと言っても、いきなり3㎏分の水を引いてくることはできないんですね。
そんなに勢いよく引いてしまったら、血管内脱水を起こしてしまいます。
そうなると、循環動態に影響してしまい、血圧が低下してしまいます。

どうしてもドライウエイトより大幅に増えてしまった場合は、通常よりも時間をかけ、4時間のところを5時間透析にして対応することはあります。
しかし、本人が1日空けただけで3㎏・5㎏と増やしてきたら、どうなるでしょうか?
透析だけでその増えた水を引き切ることができず、その分循環血液量が増え、心臓に負担がかかってしまいます。

だから、透析を行っている患者さんは毎回体重を測るし、胸部レントゲンで心胸比を定期的にチェックするのですが・・・。
いくら透析スタッフ(主にMEですね)と透析機器が頑張ったって、本人がどんどん水分を摂ってしまえば、水分が過剰になって心不全を起こしてしまうのです。

この後に及んで、まだ人頼み?

透析患者さんはたくさんいますが、透析に至った経緯によって二分することができます。
その経緯によって、自己管理の度合いがびっくりするくらい違います。

透析患者さんの中には、ADPKD(常染色体優性多発性のう胞腎)という遺伝性疾患によって透析を導入した人が、かなりの数います。
これは名前の通り遺伝性疾患ですから、進行してしまうとどうしても透析導入となってしまうのです。
こういった病気の人は、生活習慣が悪くて腎不全になったのではありません。
ベースにDMがないのに、腎不全なんですね。。

一方、
・健康診断で指摘されていた糖尿病をずっと放置していて、糖尿病性腎症になった
・タンパク尿に高血圧を指摘されていたのにずっと放置していたら、透析導入になった
・健康診断自体受けたこともなく、好きなものを食べて暮らして来た
このような人達は、どうしても自己管理が下手です。

透析導入を期に健康管理に気を使うようになる人も、いることはいます。
しかし、糖尿病はいきなり透析導入にはなりません。
透析に至ったということは、それだけ管理が悪い、もしくは長期間放置していたということです。

必然的に、糖尿病性腎症から透析導入に至ったという経緯の人は、自分の体を自分で管理しようという心が乏しい。
そうなると、かなりの割合で体重を大幅に増やして次の透析日を迎えます。
透析で引ききれなかった+0.5㎏、+1.0㎏の積み重ねが、いつしかトータルでドライウエイトよりも+10㎏といったことになってしまいます。

70代女性のFさん、この方は透析導入が70代に入ってからでした。
というより、糖尿病と診断されたのも70代で、既に腎障害が出てきてからの受診だったのです。
むくみを主訴に来院して発覚した、糖尿病性腎症と心不全。

すぐに透析が開始され、シャントを増設し、シャントの状態が落ち着いたということで、近隣の総合病院から当院に紹介されて来ました。
その経緯を聞いただけでも、これは管理が大変だろうな・・・と思っていましたが。
本当に、半端じゃなく理解度が悪かったのです。

透析は1日もしくは週末でも2日しかあきません。
それなのに、次の透析までに3.5kgも増えてくるのです。
何度指導しても「わかりました。すいません。気を付けます・・・。」を繰り返すのみで、一向にドライウエイトに近づきません。

毎日透析を1時間のばし、次の透析患者さんの来院するギリギリまで回しても、増えた分の水を回収することはできません。
そうして遂に、ドライウエイト+12㎏という数字になり、呼吸状態も悪化・・・というわけで、入院しました。

入院病棟では、部屋に水道がありません。
洗面・トイレの水道と、給茶・給水器がナースステーションの近くに設置されているくらいです。
わざわざ病棟から出て自販機の飲み物を買うということまではしない(苦しくてできないのもあり)ため、体重増加は入院してピタッと止まりました。

長めに透析を回したということもありますが、それだけですぐに体重は減少しません。
ドライウエイトまではいきませんが、体重は減り、胸水も消失して呼吸状態も改善されました。
全身の浮腫も軽減しました。
Fさんは、1週間で退院しました。

ということは、やはり透析において大事なのは、職員や機械の頑張りではなくて、本人の自己管理なんです。
今の時代、お金がなくても生活保護を受けて透析を受けることは可能です。
しかし、透析をしながら生きていくということは、自己管理なくしては無理なんですね。

糖尿病になっても、食生活の改善も運動もしない。
インスリンがあるから、いいじゃない。
腎不全になっても、透析があるからいいじゃない。
そんなわけありません。

何かに・誰かに頼っていては、生きていけないのです。
そこをわかっていない人が、透析を既に導入している患者さんでも多いことに、日々驚きです・・・。
Fさんは、いつになったら他人頼みではなく、自分でコントロールするようになるのでしょうか?



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