救急の看護師がデキる看護師なの?



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看護師に優劣はない -デキる看護師って、どんな人?-

救急やICUの看護師が優れているのではない

ある日、私の勤務する病院の外来に、胸痛の患者さんが来院しました。
検査の結果、心電図上STの変化もあるし、トロポニンもプラス。
胸痛も繰り返しており、徐々にその頻度が増している。
不安定狭心症という診断がつきました。

さてそこで問題なのが、当院には常勤の循環器医師が不在で、心カテができないということです。
偶然その日は非常勤の循環器医師のいる日だったので、ニトロペン舌下・バイアスピリン内服(噛み砕いて)・ニトロールの持注といった指示は受けることができました。

しかし、とにかく心カテが必須。
隣の市の市立病院へお願いすることとし、救急車で転院搬送となりました。
一人で来院していたこともあり、私も救急車に同乗して行きました。

ついた先の救急外来では、同じような胸痛患者さんが同時に搬送されたこともあり、てんやわんや。
看護師も医師もそれぞれ処置に入ってしまい、すぐそばに立っている私に声をかける人は誰もいません。
誰か私の申し送りを聞いてー!

ついに、「薬剤を投与した時間もあるので、申し送りを聞いていただけますか?」と私から捕まえて、ようやく聞いてもらうことができました。
だって、今にも投与しようとトレーに用意されていたバイアスピリン、搬送前にウチで投与してましたしね。
(まあ2錠いっても問題はありませんが。)

あまりにも冷たい対応の救急ナース。
悲しくなりました。
だって、何を隠そうその市立病院は、私が10年間勤めた病院だったのです。
メンバーが総入れ替えってくらい、個人的に話したことのある看護師がいなかったこともありますが・・・小さな病院から来た看護師はできない看護師と思われたのでしょうか。

実際、ユニフォームまで新調して(何故か救急やオペ室・ICU・内視鏡室って、白衣じゃないですよね)、とても“デキる人”の集まりに見えます。
羨ましくもあり、すごいなあとも思いました。
そして、私には無理だなぁ・・・という情けない気持ちも。

そんな複雑な気持ちで、勤務先に戻って来ました。
その日の残りは、悶々とした気持ちを抱えて働いていました・・・。

グループホームに勤める看護師は、究極の看護師!?

救急やICUの看護師は確かに勉強が必要。
でも、素晴らしい看護師やデキる看護師は、そこで勤務している人だけ?
そもそも、総合病院の急性期に携わっていないと、看護師として劣るということなのか?

そんなはずはありませんよね。
現に、よく外来に来るグループホームの看護師さんは、すごく患者さんに親身ですし、丁寧だし、段取りだっていい。
観察も良くしています。
その看護師さんは、昔ある総合病院の救急外来の師長まで勤めた人だということですから、本当に頭もいい人なのだと思います。

でも、今は小さなグループホームの看護師です。
吸引すらできないそうですから、看護師としての処置はほとんどありません。
でも、常に患者さんに気を配って観察して、何もない自分のグループホームでどう対応したらよいかを常に考えている。
どのタイミングで病院に受診すべきか、もね。

すごい人だなあと、以前から感じていました。
自分が古巣の救急外来の看護師にされた態度や視線を振り返っていたら、不思議とそのグループホームの看護師さんのことが思い浮かんだのです。

総合病院の急性期で働いていなくたって、素晴らしい看護師はいます。
その前に、私は何をもって“デキる”と思っていたのだろう?

3次救急まで行う医療機関の、更に救急外来やICU、急性期病棟に勤務する人達は本当に勉強が必要でしょう。
常に緊張感と共に働いているでしょう。
院内・外の勉強会も多いでしょうし、常に最先端を勉強しなくてはなりません。
いつ、どんな重症者が運ばれてくるかわかりません。

でも、私にはそれはできないだろうな・・・。
その緊張感、そしてハードワークも、耐えられない。
現に、市立病院での勤務についていけなくて、今の勤め先に転職したのですしね。

認定をとったらとったで、常にその分野に精通していなければならないし、認定ナースを維持するためには相当な勉強会の回数をこなさなくてはなりません。
必然的に、夜も遅くまで働くことになるでしょう。
私には、それはできないと思うのです。

そうしたら、私は残りの看護師人生、まともな看護師ではいられないのでしょうか?
いやいや、今の場所で、必要とされることをしていけばいい。
だって、ICUや救急のナースだけいたって、医療は成り立たないのですから。

ICUや救急というのは、ごく限られた場所。
それ以外の部署や、医療機関・施設・グループホーム・デイサービスなどで勤めている人の方が、看護師の総数は断然多いハズ。
そして、それぞれに求められることは違います。
働く場所によって看護師の優劣がつくことは、ないのです。

古巣の救急外来でしょんぼりして帰ってきた私に勇気をくれたのは、名前も知らないあるグループホームの看護師さんでした。
お互い顏は知っているけれど、個人的な話は一度もしたことがありません。
おそらく、これからもそうでしょう。

でも、なぜかあの看護師さんは今、私の中の目標になっているんですよ。
物も人も、何もない。
その中で看護師として何ができるか?
常にそれを考えて働いています。

ある意味、究極の看護ではないでしょうか・・・。



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