トレーニングしよう



看護師ノート推奨の転職サイト



看護師に求められる、雑談力

様々な話題に、応じられるか?

ここ数年、新入職員というとゆとり世代の若者です。
一番感じるのが、コミュニケーションをとるのが本当に下手だということ。
逆に、「この子、できるな」と思う子は、間違いなくコミュニケーションをとるのが上手です。

私達看護師は、子供から高齢者まで、さまざまな年代の患者さんが看護の対象になります。
そのため、自分とはかけ離れた年代の人達ともコミュニケーションをとれるかどうかは、とても大きなスキルです。
また、患者さんだけでなく、医師とも看護師同士でもコミュニケーションが円滑にとれないと、口頭指示も間違ってしまうし、申し送りもまともにできないことになってしまいます。

でも、このコミュニケーション、努力しようと思ってできるものではないんですね。
受験勉強のように、1年間みっちり勉強したら確実に点数があがるものではないから、難しいのです。

特に若い子は、自分と同じ年代同士でもコミュニケーションが希薄。
メールで要件を済ませることが多いからでしょうか?
嫌われたり、誤解されることを過度に恐れるからでしょうか?

私の職場には、お茶目な先生がいます。
60代なのに、とてもテレビが好き。
私なんかよりも、よっぽど芸能人に詳しいです。

その先生は、長い時間ではないのですが、短いやりとりでする会話が面白い。
雑談に瞬時にセンス良く返すのが、難しい。
親しいようで口のきき方も考えつつ、それでいてフランクに話をしなくてはなりません。

先日、外来処置のためにその先生をコールし、処置が終わったところで、その先生はこれで終わりかどうかを聞いて来ました。
「これで終わり?GOALしていい?」

そこで私、こう答えました。
「一応終わりです。
でも私、コンティニューボタン持っているので、いつでも呼べます。(^^)v」

先生も応えます。
「うわー、怖っ。永遠にコンティニューされそう・・・。」
そう笑って、外来から出て行きました。

このやりとり、他の人は黙って見ていました。
昔のスーパーマリオとかのファミコンをイメージして話していたんですけどね。
(今、コンティニューとかないかも?)

この先生に声をかけられると、皆困るそうです。
どう答えたらいいのかわからないから。

確かに、私もドキッとします。
頭をフル回転させます。
そこで失礼なことを言ってもいけないし、面白くないことを言っても、せっかく投げかけてくれたボールを投げずに転ばして返球するようなものですし。
芸能人ネタのときには、適当にはぐらかします(∩´∀`)∩

このやりとり、雑談力をつけるトレーニングと私は思っています。
でも、できない人にはできない。

雑談力は、日々のトレーニングで上達する

看護の仕事は、絶対にコミュニケーションなくしては、成り立ちません。
ここで仮に私がセンスのないことを言ったとしても、業務としては成り立つかもしれません。
伝言ゲームさえしっかりできていれば。

しかし、これが患者さんだと、どうでしょう?
患者さんは、いろんな意味で私達にさぐりを入れながら話をしてきます。

・自分の病気は、実は悪いものなのではないか?
・実は自分の順番、飛ばされているのではないか?
・あの先生、本当に腕は確かか?
・今日もまた、2時間待たせる気じゃないだろうな?
・実は、無駄に高い検査受けさせられたのでは?

こんな具合に、いろんな思いを抱えてこちらに声をかけてきます。
ロビーなどの場合、他の患者さんの手前もあります。
プライバシーに配慮しつつ、その後の医師の診察に支障のないように、手短にする必要があります。

普段からコミュニケーションをトレーニングしていなかったり、人と話すのが苦手という人はこれがうまくできません。
機転もきかないし、逆に患者さんを怒らせてしまうこともあります。
うまくいく話も、まとまらなくなって大クレームに発展することもあります。

こちらで紹介した例もそう、受付のクラークさんは、悪気はないのですがコミュニケーション能力が低かったのです。
だから、簡単に「また」というNGワードを使ってしまった・・・。
話し慣れていれば、感覚として使ってはいけない言葉というのが、わかります。

「また」を使わないで、別の言葉で置き換えて話を聞くことができたはずです。
「前回お風邪でいらしていますが、その後どうですか?」
こうやって今日の要件は何かを聞きだすことが、この時は必要でした。

そうしたら、患者さんに
「この間からの風邪が、なかなか良くならなくてね・・・」
こう言われたら、
「長引いては、辛いですよねぇ。では、内科にご案内しますね。」
で、済むのです。
特別難しい言葉は使っていませんね。

クレームだったり何か困ったことがあると、上の人が呼ばれることが多いのですが。
それって実は、権力があるからとか、責任があるからだけではないんですよね。
若者のコミュニケーション能力の未熟さを、カバーしに行っていることが多々あるんです。

現に、私には何の権力もありませんから。
ただ謝ってきたり、患者さんの訴えを聴いて、怒りを鎮めるのが仕事です。
「またですか?」事件のときも、気分を害したことを謝り、指導しておきますと伝えました。
実際、私の部下ではないので、私があまり言うことはできないのですが。

あなたには雑談力、ありますか?
トレーニング、していますか?