30代、子育て中のキャリアプランをどう考える?



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子育て中はキャリアプランをどう考える?

働く女性キャリアプラン、問題のM字カーブ

働く女性は、どうしても第一子の産休から子育てと仕事の両立が問題になります。本人に働く意欲があっても、子供の保育環境や協力体制が整っていなければ働くこともできません。
看護師の仕事は幅広くありますし、パート勤務も求人はたくさんあります。しかし、パートだとはいえ、子供が熱を出したり幼稚園のお迎えや行事があったりでしょっちゅう休むことになってしまうと、働き続けることが難しくなります。

これを示すのが、「M字カーブ」。女性の就業率は独身時代には高く、子育て期間である30代に底を作ります。ここで離職してしまう女性が、職種を問わず多いのです。そしてまた子育てがひと段落した頃から復職を果たす・・・というものです。
看護にとどまらず、どの職種でもこれは問題で、厚労省も問題視しています。昔よりもこのMの底が浅くなったとのデータもありますが、まだまだ30代にも働き続けることは難しいことを表しています。

厚労省ホームページ、平成25年度版 働く女性の実状の(3)年齢階級別労働力率
を見てください。
このM字カーブの底である30代を乗り切ることが、今後の職業人生に大きくプラスに動きます。
子供ができたあとも仕事を続けることは、楽な道のりではありません。特に独身時代と同じ条件で働き続けることは、本当に大変。コンビニによる時間、コーヒー1杯飲む時間をとるのも大変なことだってあります。

でも、ここで頑張ると40代からが確実に変わります。
20代働いて、30代は家にいて、40代で復帰・・・というのは、考えようによっては働いていた期間は40歳にして7~8年。それでいて10年以上看護から離れていたら、働いていない期間の方が長いということなんですね。
では、30代で頑張ると何がどういいのでしょうか?

30代を頑張るとここが違う!!

・10年間のブランクなく、40代以降でも第一線で働くことができる
・キャリアが継続するので、給与もその間上がり続ける
・子育ての忙しい時期を乗り切っているので、時間管理が身につく
・子供が自立する
・人間関係が広がる
・独身時代よりも精神的な器が大きくなる
・自信がつく

10年看護から離れていたということが、40代で復帰するときには一番の不安材料になります。観察力も疾患の知識・技術、全てが一度リセットされていますから、当然です。頭は使わなければ機転が利かなくなりますし、観たことからぱっといろいろな疾患や病態を思い浮かべることもできなくなります。
単純にお金のことだけを考えても、独身時代からずっと辞めずにいた場合は確実に昇給しています。しかし、子育てで一度辞めてしまうと、復帰時の基本給はおそらく離職した時よりも低くなります。

そのためにも、やはり完全に看護から離れてしまうのは避けたいもの。ペースは落とすことになったとしても、40代に向けて30代は「つなぎ」の時期にしておきたいですよね。
子供2人分の保育料に毎月10万払ったら残りが少ないから、働くのがばかばかしい・・・金額で考えるとそうなりますよね。そうして30代のキャリアがぽっかり空いてしまう人も大勢います。

続けることで得られるものは、計り知れない

しかし、看護師は専門職です。10年も離れていて、専門と言えるでしょうか?その間に治療や薬だけでなく、医療をとりまく制度は何度も変わっています。
損得だけでなく、専門職であることをまず考えてみてください。いきなり復帰してプロ並みの仕事ができるでしょうか?そこに、30代を踏ん張ってきた人と専業主婦になったしまった人との違いがはっきり出て来ます。
簡単なことではありませんが、そこをくぐり抜けて来る過程で、看護師としてだけでなく母として人として、上に挙げたような様々なことを身に付けることができるのです。

仕事と家事・育児に追われて30代が終わってしまう・・・
確かにそうかもしれませんが、逆にこれだけ密度の濃い年代はないでしょう。
家にいれば医者や先輩看護師に怒られることも、うるさい患者にキリキリすることも、急変でバタバタすることもありません。子供の一番かわいい時期を、そばでずっと見ていることができます。

でも、そこで仕事も両立して続けることで得られるものは、まさにプライスレス。
そこを頑張ることができたら、全く違う40代・50代が待っていますよ。



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