看護師も事務的知識が必要



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看護師は、各種制度にも精通するべし PART1

医療制度はコロコロ変わる

医療の制度はコロコロ変わります。ブランクなくずっと働き続けている私も、(付いていけないよ~)思うことがしばしばあります。
あることに対して適応する前に、もう制度改革がされるからです。
というのも、診療報酬の改定は2年ごとに行われるからです。

自分の部署に関することに対しても対応策を練って、いざ対応しようとするともう次の改定です。
病棟に勤務している場合には、日々会計を行ったりする訳ではないので、あまり制度に詳しくなくてもやっていけます。
師長や病棟クラークがまとめてチェックしてくれますし。

でも、外来の場合そうはいきません。
会計は受診の都度発生しますし、次の受診日をいつにするかを診察室で決める際にも、これらの知識が必要になります。
なぜなら、薬の処方に上限があったり、指導料を毎月算定しなくてはいけないとか、そういう決まりを知らないと、次の予約をとることも何日分の処方をしたらよいかもわからないからです。

外来は一度帰ってしまうと、そのあとの修正や訂正がききません。処方が足りない場合、患者さんに来院してもらわなくてはなりません。
だから、診察室で瞬時にこの薬は〇週間分しか出せなくて、次の診察予定日は〇月☓日。
ただしこの日は祭日だから、1週間前の〇月△日に予約をとらなければならない・・・という話をする必要があります。
医師はこういったことを気にせずどんどん診察していくことが多いもの。
だから外来スタッフには、こういった事務的・会計的な知識も必要になって来ます。

例えば・・・
・眠剤は30日分までしか処方できない
・新薬は14日分までしか処方できない
・処方制限のあるものも、年末年始やゴールデンウイークには一部解除される
・各種指導料を算定している場合、毎月1回の診察が必要
・指導料で算定している場合は、それにまつわる必要物品は病院から手渡す必要がある
・自費診療を行う場合には、検査も診察料も全てが自費扱いとなる
・自費診療を行う場合には、かかる費用を含め同意書をとらなければならない
こんな具合に、いろいろあります。(まだまだありますよ。)

指導料って、どんな制度?

指導料については、各科で自分の担当の指導料についての知識が必要でしょう。
例えば、在宅自己導尿指導管理料を算定している患者さんの場合、毎月セルフカテーテルを1本、グリセリンBC液を1本渡しても、本人からはこの材料費を請求することができません。
その代り、指導料でもらっています。

そして、渡す際にはコストを考えなくてはなりません。
例えば上の自己導尿の場合、セルフカテーテルを一度に2本、グリセリンBC液を2本渡してしまったらどうなるでしょうか?
物品代≧指導料となり、差額分が病院の持ち出し(つまり赤字)となります。

そんなことをしていたら患者さんは毎月指導料と診察料を払わずに済みますから、2か月分よこせと言ってくるでしょう。
実際、制度を中途半端に知っている患者さんは、このように要求してきます。

看護師は、看護のプロであるべきです。
けれども、看護技術だけではいけません。
こういった知識も、仕事をする上では必要。でも、私達はこういった事務的なことには詳しくありません。

ですから、そこは事務方の専門の人に教えを乞うのです。
指導料で渡してもいい範囲はどれくらいか、1か月の指導料はいくらなのか・・・とか。
どうしても患者さんに理解してもらえない場合には、専門の立場で説明をしてもらえるようにしておくとよいですね。

看護師に求められる知識は幅広いですね。