猛暑の中、75歳警備員・・・



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CKD疑いの人が、熱中症にかかったら?

猛暑の中、1日中警備の仕事・・・倒れるのも当たり前!?

日中の気温が35度を越す真夏日、17時半過ぎてから70代の男性が熱中症で受診しました。
男性は警備の仕事をしており、朝8時から17時まで、屋外で立ちっぱなしだったということです。
仕事はやりとげたのですが呂律がまわらないため、会社の人が心配して病院へ連れてきたのです。

男性は、この年齢の人にありがちなのですが、仕事中にミネラルウォーターしか飲んでいませんでした。
スポーツドリンクは甘いから嫌だと。
ちなみに、OS-1といった経口補水液については知らなかった模様。

朝8時から屋外で立ちっぱなしだったということですが、その日は私も朝7時に自転車で30分かけて通勤しただけで、少しフラフラした日です。
しょっちゅうランニングも自転車も乗っている私ですら、朝からものすごい日差しで、(これはまずい)と思い、職場についてすぐ自販機でポカリを買ったくらい。

それなのに、70代の男性が丸1日立ちっぱなしだったのですから、もうスゴイとしか言えません。
真夏の土木作業や交通整理の仕事をしている人達、もう頭が下がります・・・。

実はこの男性、1か月前にも受診していました。
健康診断でCKD(慢性腎臓病)疑いありということで、精査のために受診したのです。
その日に採血と検尿をして帰宅しましたが、なかなか受診の時間がとれなかったために、結果を聞くことができずに1か月経過してしまったのです。

熱中症でミネラルウォーターしか水分をとらなかった結果、来院時は頭に氷水をのせていたにも関わらず、39.2℃もの熱がありました。
呂律がまわらないし、何を言ってもニコニコしているというか、ぼやーっとしているだけ。

これは相当まずいですよ(´゚д゚`)
このような夕方の飛び込みの熱中症は、ダダーッと点滴を落として水分補給についての指導をして、できるだけ早く帰ってもらうようにしているのですが。
さすがにこの時は帰せませんでしたねぇ。

もともと健診時にクレアチニンが1・03だった男性。
(ちょっと厳しく健診でひっかけてくれたのでしょうか?)
それが、この日の採血結果は1.35。

発汗で、青い警備の服は上下ともびしょびしょです。
もちろん、ほとんど尿に行かないのは当たり前。
39℃もあれば、ボーっとするのも当たり前。

これは、500mlの点滴1本では足りません。
結局、翌朝にかけて2000mlの輸液をし、翌日帰宅となりました。

この男性の場合もそうですが、日本人って真面目ですよねぇ。
もう少しひどかったら痙攣を起こしていたかもしれませんし、もともと悪かった腎臓にとどめを刺してしまい、透析になっていたかもしれないんですよ。
それでも、勤務時間はやり遂げるんですから。

土木作業の方達は、親方が怖いのもあって、17時まで現場作業をしたあとで飛び込んでくることがあります。
そこまで頑張ろうと思っていても、痙攣を起こしてしまって16時くらいに担ぎ込まれるパターンもあります。
皆、真面目なんですよねぇ。

でも、どんなにガタイのいいお兄さんでも、真夏の屋外で丸1日働いて、飲み物も水やお茶だけなら、倒れるのも当然。
根性がないとか、そういう問題ではないんですね。

この男性が運ばれた日は、7月に入って初めての真夏日。
体もまだ暑さになれておらず、急にカンカン照りの太陽の下にいたため、こんなにひどくなってしまったのだと思いますが。

39℃あっても働くって、すごいなぁと思いましたよ、ホント。
嫌なことがいろいろあっても、屋内で年中半袖で働けるのですから、看護師はありがたいもんです。