世の中には、詐欺まがいの医師がいる



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なんでもできます!!という医師は、信用できる?

オールマイティーの医師なんて、存在しない

昨今の医療は、専門分野がすごく細かく別れています。
消化器外科の医師の中でも、胃・大腸・肝胆膵・内視鏡・・・・いろんな分野があります。
仮に消化器の中の全てをマスターできたとしても、では呼吸器はどうなのか、循環器はどうなのかとなります。

どこまで自分が検査をして、どこまでの治療をしたのか、それで現在どういう状態なのか。
そして、どこまでが自分に手の負える範囲で、どこからがお手上げなのか。
そこをわかっていない医師がいるんですね。

私の勤務する病院に以前来ていた非常医師(平たく言うと、バイトです)で、専門は形成外科なのに、眼科と皮膚科もできます!!と言いきって、それぞれの科の診察に出ていた人がいます。
(ちなみに、当直も)

しかし、やはりどれをとっても中途半端。
専門のはずの形成外科ですら、専門と言っていいレベルにはありませんでした。
その医師と同じ大学で働いていたという別の医師から聞いたところによると、患者さんからの苦情も来て、結局尻拭いを他の形成外科の医師が担当して、大変な目に合ったというのです。

「決してあいつにオペをさせてはいけない」と言いきったほどです。
専門分野のハズなのに。

眼科と皮膚科でも、それぞれ専門の医師ならこんな処方はしないよね・・・、こんな診断しないよね・・・ということが続きました。
それぞれの診察についている看護師が見かねて外来師長に報告し、師長から看護部長に報告、更に事務方や理事長の耳にその診察(態度も含め)の様子が耳に入りました。

結局、本当にどの科もできると言っていいレベルにはないし、遅刻や早退・急な欠勤など勤務態度にも問題がある医師だったので、当院は契約を解除しました。
事実上のクビです。

自分の専攻した科だけでなく、他の科の勉強をするのは非常にいいことですが、わからないことを勝手に進めてはいけません。
自分の分をわきまえず、「できます」なんて言ってはいけません。
これはできないのではなくて、誠実でないということになります。
言い換えれば、テキトー。

「何でもできます!」
そんなことを言う医師がいたら、疑ってかかった方がいい。
診察の腕だけではなく、人間性も。
あれもこれもマスターしたオールマイティーの医師なんて、いないのです。

私達看護師は、医師のように「〇〇が専門です」とは言いにくい職種です。
認定ナースになったり、1つの科に20年も勤務している場合は言えるかもしれませんが。

私自身も、外来勤務が長いことと、脳外科と呼吸器内科病棟に勤務した経験があります、とは言えますが、どれが専門なんて言えません。
何がいいたいかというと、専門分野の特定されていない私達も、自分のわからないことは推測でやってはいけない、ということです。
当たり前のことですが、自分の分をわきまえ、引き際を考える。

デキる人というのは、自分の責任は果たしながらも、引き際をわきまえています。

どうしても、アルバイトの医師にはこういう誠実味の欠ける医師が多いように思います。
組織に所属しないで、好きに仕事がしたいとうフリーのスタイルをとっている時点で、要注意です。
そんな不誠実な人は反面教師にするとして、私達は常に誠実に働きましょうね。