寝坊したと堂々と休む、20代



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寝坊したから休みます!?

仮病の方がマシ?仰天の休み理由

ある雨の朝、私は雨に濡れながら(カッパは着ていましてけれどね)出勤しました。
職場についてから、塗れたものを処理しながら着替えをしていたところ、外線電話が。
上司が電話に出て、そのあとすごい剣幕で私のところに来るのです。

「誰か突然休み?」と私は聞きました。
私の職場は、子供の体調不良で突然「休みます」という電話が、朝8時頃にかかって来ることが多いのです。
ところが、その日はちょっと違う。

「Kが今日休むって。理由がさ、信じらんないんだよ!!
寝坊してさっき起きました。でもタクシーつかまらないから休みます。
だって!!」

それはそれは・・・怒るのもわかる。
私は雨に濡れながら出勤してきたのに。
でも、怒ってももう仕方ないのだとも思いました。

Kさんは20代前半のクラークです。
田舎に住む社会人にとって、車か原付免許というのは必須です。
(私はあえて、自転車通勤に変えましたけど・・・それはレアです。)
バスが1時間に1本だから。

Kさんは免許を持っていないので、朝はバスでなんとか来て、帰りはお父さんが職場まで毎日迎えに来てくれるという生活。
通勤を親に頼っている若者・・・どうかしていると思います。

で、バスに乗り遅れたからタクシーをつかまえようとした。
だけど、雨が降っていてタクシーがつかまらないと。

それならば、とるべき方法はいくつかあるハズ。
➀通勤ラッシュが過ぎて、タクシーがつかまるまで待つ
➁次のバスの時間を待つ
➂歩いて来る
➃自転車で来る

どの方法をとったとしても、午前中には少なくとも病院に到着するので、「休み」にする必要はないのです。

実はこの日、寒くて雨が降っていたというのもありますが、月曜日でした。
そして、次の火曜日は祝日。
つまり、そこを休むと連休になったのです。

誰だって、飛び石になった休みは、間に有給を入れて連休にしたいと思います。
でも、それを皆がしたら仕事がまわらない。
だから、あえてそうならないように、皆そういう場所には有給を申請しません。

また、看護師が全員子持ちなのに対して、クラークが全員独身。
子供を理由に休むことがない・できないのです。

先日は、同じく別の20代のクラークが、「母親が熱が出て、病院に連れて行くから休みます。」と連絡が来ました。
おそらくお母さんはまだ50代(もしかして40代かも)、1人で病院にいけない状態は、相当ひどくないと考えにくい。
仮に近所の病院に連れて行っても、午後からは仕事に出られるハズ。

結局、自分達も休みたいってことなんだろうなあと思いました。
でも、どうせなら堂々と有給を申請すればいいのに・・・。
私の部署では、師長が「みんなで有給とろう」と公言しているのですから。

それにしても、Kさんの理由にはビックリ。
仮に連休にしたかったとしても、寝坊とタクシーがつかまらないを堂々と言ってしまえるその精神構造・・・。
仮病の方がマシかも!?

ジェネレーションギャップなのか、ゆとり教育の弊害なのか

とんでもない理由で堂々と休める。
私達の若い頃にはなかったなぁ。
これは、職種の違いにもよるかもしれませんけれど。

仮病を使うのは、「悪いことをしている」感があるからだと思うのです。
ところが、寝坊したから休みますでは、全く他の人のことを考えていません。
連絡してきただけマシだと思うべきなのでしょうか。

このように、20代前半の子達の行動や発想には、ときどきギョッとさせられることがあります。
この世代は、ゆとり教育の叫ばれていた時代の子達。
年齢は20歳を超えていても、精神構造がまだ子供なのです。
どうしても、社会人という認識が薄いですね。

しかし、全ての人がそうではありません。
頑張っている人もいます。(こういう場合は、“子”とは思いません)
とすると、やはり個人的問題なのか・・・。
イヤイヤ、しっかりしている人が珍しいくらいだから、もう「不思議ちゃん」が普通の世の中なのかも・・・。

「寝坊したから休みます」事件は、30代・40代看護師がメンバーの大半である私の部署において、大きな溝を作りました。
この溝は、「仕事ってそんなもんじゃないんだよ」と説いたところで、埋まることはないのでしょう。

現に、電話に出た上司は「そんなこと許されないんだよ!」と言いましたが、
「ふーん、そうですか。」という反応だったそうです。
そこで、渋々ながらでも「じゃあ行きます。」とはならなかった。
休みを取ると自分は決めたんだ、と言わんばかりに強行したのです。

私が新人の頃には、
「熱が出ても出て来い、それで帰っていいと言われたら帰るつもりでいろ」
そうプリセプターさんに教わりました。
(疾患よりは、そういう“処世術”を教えてくれるプリセプターさんだったのです。)

今は、そんなことを言ったらパワハラになるのでしょうねぇ。
まあ、熱があって出勤したところでミスのもとですし、それなら1日しっかり寝ていた方が早く治って現実的ですが。
とにかく、昔は仕事を怠ける・一生懸命やらないのは許さない、という風潮でしたよね。
たった15年前の出来事です。

医療の現場では、コメディカルとの連携が大切と言われます。
しかし、それだけではなくて、各年齢層と共通の価値観を持つことはそれ以上に大切で、難しいのでしょうね。
これは、どの職業に関しても言えることでしょうけれど・・・。

今後、どうやってこういう世代と仕事を共有していけばいいのだろう?
いろんなことを考えさせられた1日でした。

あなたの職場にも、こんな若者が1人はいるのでは?



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