人から認められたいというのは、当然の欲求



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認められたいという欲求は、満たされることがない!?

マズローの欲求5段階説にあてはめると・・・

誰しも、仕事をしていると「デキる看護師」として見られたいと思いますよね?
少なくとも、私はそうです。
“デキる”とまでいかなくても、“できないヤツ”とは思われたくありません。

器が小さい証拠ですねぇ・・・。
でもね、これって非常に人間らしい感情なんですよ。
感情というより、欲求。

看護師という仕事にプライドがあるからこそ、認められたいという欲求も生まれるのです。
もしこれが、お金だけ割よく稼げればいいや、という人ならこうは思わないでしょう。
その人にとっての欲求は、より少ない労力でいかに定時であがるか、だから。

ここで、昔習ったマズローの欲求5段階説を思い出してみてください。
こんな図、教科書に載っていましたね。

マズローの欲求5段階説

下から簡単に表すと、

生理的欲求   :生きていく上で必要な、食べる・寝る・排泄といった類のもの。
         本能とも言える。ここが満たされなければ、上位の欲求は満たされない。
安全・安定の欲求:生命の安全、生活や経済的な生活の安定への欲求。
所属と愛の欲求 :社会的欲求。集団や仲間が欲しいといった欲求。
承認の欲求   :他人から「価値ある存在」と認められたい欲求。
自己実現の欲求 :「あるべき自分」「理想の自分」になりたいという欲求。

「デキる看護師」と認められたいという欲求は、どこにあてはまるでしょうか?
これ、承認と自己実現の間だと思うんですね。
「看護師たるもの、こうあるべき」という理想の看護師像があって、そうなっていれば他人から認められるはず、と思っているのですから。

こうやって考えてみると、ごくごく当然のごとくに感じている人から認められたいという欲求は、かなり高度なものであることがわかりますね。
つまり、なかなか実現されないものということです。

誰しも認められたい、そして認められない

では、私はどんな看護師を理想としていて、そして誰にどう認められたいのでしょうか?

〇理想の看護師像
・頭がいい(疾患の知識がある)
・素早く的確な判断ができる
・急変時にも慌てずに冷静な対応ができる
・いつもおだやかで、感情に波がない
・仕事をこなすのが早いのに、ミスがない
・上からも下からも慕われる

〇認められたい人
・医師
・上司、同僚
・部長
・他部署の看護師

そうなんです。
看護師からだけでなく、医師からも認められたいという欲求があるんですね。
図々しくも。
でも、外来という場は医師と過ごす時間が長いので、認められないことはとても苦痛になるのです。

平たく言うと、馬鹿にされて1日そばに立って診察介助をするなんて、すごいストレスです。
こんなに頑張っているのに、「アホか」と顏に書いてあるとき、頭にくる。
実際に、口に出す医師もいますけどね・・・。

先日、ふと思ったんです。
誰からも認められている人っているのかな?
理事長や院長、副院長から絶大な信頼を得ていて、絶対に怒られない人って?
どこの部署の看護師からも「あの人ってデキるよね~。」なんて言われる人って?

当院の師長軍団の中でも一番怖い師長でさえ、医師から怒られることはあります。
まあ、怒られる内容は観察力がないとかそういうことではなくて、入院を拒んだ時とか、医師の指示を早くこなしていなかったときが多いのですけれど。

私からみると、あの人みたいな働きっぷりは一生できないなぁ・・・という人でさえ、怒られる。
もっと働け、と言われる。
それなら、私ごときが認められるはずがないし、病院中のどの看護師だって認められることがない。

そう思ったら、なんか気楽になりました。
医師が看護師を下に見ているのは、事実なんですから。
いくらコメディカル同士は平等であるなんて言ったところで、病院において一番力があるのは医師なんです。
業務内容も、医師の指示のもとに行うわけですから、それは受け入れなくてはなりません。

あんな凄い人でも、怒られることがあるんだなぁ。
私なんて、怒られ、バカにされて当然だわ~。

こんなふうに思うと、随分気持ちが楽になります。
人間、欲求があるからこそ、向上していくものです。
でも、あまりにも高度な欲求を求めると、疲れてしまいます。

認められたい、デキると思われたい。
その欲求自体は、悪いものではないと思います。
でも、認められない・バカにされたと感じた時に、辛くなってしまいます。

人から認められることはないんだ、くらいに思っていくのも、心を軽くするコツかもしれませんね。



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