ついつい余計な一言、口にしていませんか?



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その一言、必要ですか?

同じ看護師でも、病棟スタッフならエライの?

日々仕事をしていると、人間関係に悩まされることはありますね。
私は外来勤務なので、病院の中では結構立場が弱い部署なんです。

外来なくして、病院は成り立ちません。
病院間の病診連携で決まる入院もありますが、多くは一度外来を経由して入院が決まります。
だから、大抵の入院の入口は外来なんですね。

でも、病棟はそうは思っていません。
「外来っていいよね、入院上げちゃえばあとは終わりなんだから。」
そうはっきり言われたこともあります。

それに、私自身が病棟勤務の時代にそう思っていたのです。
まだ若かった。
周りが見えていなかったんですね・・・。

外来勤務になってから、救急外来・内視鏡室・健診センター・検査部のことも見えてきました。
そういう意味では、私は20代の早いうちにいろいろな部門と関わるようになって良かったとも言えます。

ところが、そうでない人はたくさんいます。
病棟勤務のできる人は、そうそういません。

なぜなら、夜勤もあるし土日祝日、盆暮れ正月関係ありません。
そんな条件で働き続けられる人は、まだまだ女性社会の看護師において貴重な存在。
だから、病棟で働くことのできる人を、わざわざ病棟から外すことはありません。

知らない人は、外来のことなんてずっと知らないのです。
パートでしか働けない人、育児休暇明けは時短にする人、そういう人の気持ちを推し量ることのできない人は、たくさんいるのです。

頭に来ることもありますが、事実私には病棟勤務はもうできません。
ヘルニアもちだし、シングルで子供がいるし。
だから、威張られたらどう流すか・・・それに尽きるのです。
(“流す”については、こちらの記事でもお伝えしましたね。)

私にそれを言ってどうするよ・・・

よく思うのですが、どうして人間って、言わなくてもいいことや言ってどうするのかってことを口にするのでしょうね?

先日、とても忙しい日のこと。
ある病棟へ即日入院の依頼をしました。
関連施設からの、入院患者の受け入れ要請があったのです。

私達外来はその行き先を決めたり、医師を見つけたり、必要な検査をして病棟へ上げる・・・といったことを担当します。
もう他の病棟も、何人も入院を受けているので、どの病棟も条件は同じ。

そこで何人目かの入院依頼をしたとき、病棟師長が言いました。
「えーっ!!今日休みがいて大変なんだけど!!」
私に言って、私にどうしろというのでしょうか・・・。

その後、今度は内視鏡室へ電話をした時のことです。
予約がいっぱいなのは私も重々承知でしたが、それでももう1件大腸カメラの予約が入ったので、連絡したのです。

私の勤務先は個人病院なので、経営陣である理事長や院長・副院長が言った指示は絶対です。
予約がいっぱいですとでも言おうものなら、「なんでできないんだ!!やれと言ったらやれ!!」という始末です。

そのような体制がいいとは思っていません。
マンパワーは限られているのですから、優先度の高い人から検査や処置をすべきなのです。
しかし、理事長命令ですから入れるしかないのです。

だからこそ私は(内視鏡室も大変だな・・・こんな無茶振りに耐えなきゃいけないなんて)と思いながら電話をしたのです。

ところが、そこで言われた言葉がコレ。
「もういっぱいなんだけど。その日は休みもいるし。じゃあ、あんたがやってくれるわけ!?」

私は内視鏡勤務をしたことがありません。
だから、私ができることと言えば、カメラ前のルート確保ぐらい。
でも、それならいつも外来から内視鏡室に手伝いを出しています。

内視鏡の検査に私が付けないことをわかっていて、「あんたがやってくれるわけ?」と言うのです。
それを言って、どうするのでしょうか?

さすがに頭にきた私は言いましたよ。
「じゃあ、私に何を手伝えって言うんですか?」
私に言い返された内視鏡室のスタッフは、「わかった、もういい!!」と言って、電話を切りました。

翌日このスタッフは外来に用事があって来た時、
「理事長と内視鏡室との間に入るあんた達も板ばさみで大変なのもわかる。
でも、私達も本当に大変で困ってるのよ。
お昼休みもろくにとれないし・・・。」

こう言ってくれました。
わかってくれているのです。
私だって、内視鏡室が1人産休中で補充のないままの現状を知っています。
お互い、わかっているのです。

上に挙げた病棟師長もそうですが、言わずにいられないのです。
自分達がやらなければならないことも、わかっているのです。

わかっているけれど、イライラする。
だから、私達外来にその矛先が向くのです。

でもね、その一言って、必要なのでしょうか?
私に文句を言ったところで、入院患者は受け入れないとならないし、理事長命令の検査はやらなければならないのです。
言われるこちらはたまらない。

だけど、どこで勤めても誰に会っても、こういうことってあるんですよ。
「それを言って、何になるの?」っていうことも、わかっていて口に出す人に出くわすことは。

では、自分はどうなんだ?
そう思うと、私も後ろめたくなります。
すごく忙しい時に入る問い合わせの外線電話や、次々と各診察室から出る処置や点滴・検査説明のオーダー、それに即入・・・。

診察の付き番をしているクラークさんに言っても仕方ないのに、私も「言ったところでどうするのさ?」って一言を言ってしまうことがあるのです。
あの病棟師長のことも、内視鏡スタッフのことも言えませんね。

自分がされるからこそ、その無意味さやイライラを当たられた側の不快感もわかります。
それなのに、自分も他の人に同じことをしていた・・・。

恥ずかしいのと情けないのと。
他人にされて気づくなんて、ダメですね。

あなたも「余計な一言」、言ってしまうことはありませんか?
もし言っていたら、私と一緒に反省しませんか。