クリニックの人間関係



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小さいクリニックの人間関係には特に注意!

クリニックは、少数の人間関係で成り立っている

誰しも自宅近くのクリニックに、風邪や花粉症等でかかったことがあるかと思います。わざわざ総合病院を受診するほどでもない、午後の受診がしたいという場合はクリニックが便利ですからね。子供はしょっちゅうを熱を出しますから、小児科や耳鼻科のクリニックへ行くこともあるでしょう。
そこでは、看護師がどのくらいいましたか?看護師と看護助手の区別がつきにくいとは思いますが・・・クラークを除いて何人ですか?5人未満が多いのではないでしょうか。

そうなると、受付2~3人と診察介助を含めても、10人未満でそのクリニックは成り立っていることになります。
クリニックという小さい単位では、常にお互いの距離が近いですね。気の合わない人がいても、顔を見ないようにするとか話をしないということが難しい。
昔からあって、細々とやっているような小さなクリニックは特に注意が必要です。

クリニックの場合、開設当初から残っているスタッフというのは、医師の信頼を勝ち取っていることが多いです。開設時のスタッフは、たいてい自分と一緒に病院勤務していた人の中で、使える人を引き抜いているので。
開設から10年・20年もたっていると、その看護師の情報は古く、成長は止まっていることでしょう。(クリニックがダメというのではないのですが、どうしても勉強時間は減るものですから。)
そういう人がちょっと古い考え方だったり、非効率的なことをしていたとしても、なかなか新しく入った看護師が口を出せる雰囲気にはなりにくいものです。

病院の病棟勤務なら、苦手な人が一緒でも毎日ではありませんし、人数がもっと多ければ1人だけの好き放題には歯止めがかかります。
クリニックでは、そういうことがありません。限られた人数の中で気の合わない人がいたら、仕事はとてもやりにくくなってしまいます。

ですから、できるだけ若いうちにはクリニックへの転職は避けた方が無難。中の人間関係というのはどうしても外からはわかりにくいものですし、患者としてそのクリニックに通っていても、人間関係までは見通せないからです。まあ、長く通院している場合は段々と、誰が「ボス」かわかるようになって来ますけど。

そして、そんなに条件は悪くないのに、しょっちゅう求人が出ているクリニックも要注意。クリニックというのは、そんなにスタッフの出入りがないはずです。特に、働きやすいのなら多少給料は安くても、そこに残るもの。
それが、頻繁に出ているなら何かの理由があるはず。違うかもしれないけれど、人間関係が理由かもしれません。

クリニックでは、医師=院長=経営者=雇用主=上司である

クリニックでは、医師が全てを兼務します。病院規模ならば師長がいて、部長がいます。あなたの上司は医師ではなく、看護師だったはずです。
ところが、クリニックではそのクリニックを開設している医師があなたの直属の上司であり、雇用主でもあり、全ての権限を持っています。

となると、あなたの全てはこの医師にかかっているということ。
給料だって、休みだって、ボーナスだって、その医師があなたには与えないと言えばそこまで。他の人だって生活がかかってますから、わざわざ医師に目をつけられてまであなたをかばうこともできません。
つまり、「えこひいき」が当たり前のように通るのがクリニックなのです。

開業した医師は、クリニックを構えれば一国一城の主です。病院の院長戦で敗れた人だろうが、科長にすらなれなかった人だろうが、主になれる。そこでは誰にも命令されることもないし、面倒な患者は断ったって、どこかに送ってもいい。
そうなると、他人の忠告や意見なんて聞かなくなりがちです。そこであなたが看護師として、しかも入ったばかりで何かあったとしても、意見を述べるなんてことはできないでしょう。

古参の看護師と院長には、不満があっても物申すことができない。
それがクリニックです。
クリニックへの転職は、伸るか反るか賭けのようなものです。ですから、できるだけ転職時の選択肢としては、最終的なものにしておく方がベストですね。

今の職場を訳あって辞めたいという場合、転職先は焦って探してはいけません。
クリニックを検討するときほど、慎重に。
どこの職場でも人間関係は大なり小なりあるものですが、中でもクリニックの人間関係は大変だということは、忘れないでください。
どうせ働くなら、気持ちよく働きたいですからね。



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