デキる人の宿命?



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できるナースは、休めない!?

できるからこそ、有給がとれないという現実

働く女性にとって、休息は身体と心のバランスを保つため、家族が円満に過ごすために必要なものです。
しかし、なかなか看護師で正規職員で・・・となると、有給は消化できずに上限まで残っている人が多いのではないでしょうか?

病棟では、夜勤や休日の体制を整えるために、どうしても頭数が最初から足りないから休めないという人が多いでしょう。
私が勤務する外来は、頭数の問題もあるのですが、別の問題から休みが取れないということがあるのです。

病棟では、「この仕事は〇〇さんしかできない!!だから休まれたら困る!!」ということはあまりないですね。
「こんなときに〇〇さんがいてくれたらな~」と思うことはあったとしても、勤務表が組めないということはないでしょう。

ところが外来は、特定の医師との関わりが濃いため、その科は〇〇さんでないと・・・ということが出て来てしまうのです。

中央処置室のようなところは、業務内容を周知すれば人の出入りがあっても、比較的まわしやすい部署です。
しかし、各診療科のブロック(診察)では、そうもいかないのです。

医師との「間合い」が必要になるからなんですね。
それ以前に、その診療科の疾患に対する検査や治療も含む知識が必要になるのは、言うまでもありません。

ですから、
「あの先生には〇〇さんでないと付けない=休まれると困る」
となるわけです。
具体的には、どんなことが外来につく看護師には必要なのでしょうか?

外来には、予約あり・なし問わず様々な患者さんが訪れます。
時間の中で終わらせないと、次の業務に支障がでます。
午前の外来が時間で終われないと、午後の処置や手術が遅れてしまうこともあります。
うまくいかないと、医師は昼休憩もとらずにオペ室直行!!となることも出て来るのです。

また、患者さんからは待ち時間に対するクレームが付きもの。
それもまた、医師をイライラさせる元凶となるのです。
これらをうまーくまわさないと、外来がスムーズに終わらないのです。

つまり、看護師が医師をうまく手のひらで転がす感じ?(笑)です。
そして、うまく「転がす」ためには、タイミングが大事なんですね。

タイミングが大事なんです!の図

キレイなお姉さん看護師ではなくて、これがうまくできるのが、医師から好かれる付き番ナースなんです。

ただニコニコしているだけでもダメ。
言わなくてもわかってくれる、最善のルートで患者さんを検査にまわし、いかに外来診療を中断する時間を最小限にするかを考えてくれるのが「デキる」付き番ナースなんですね。

医師がご機嫌を損ねると、飛び込みで来院した患者さんを「自分は診ない」と言いきられることがあります。
そんなとき、矢面に立つのは私達看護師。
そして、待ち時間やその他クレームに対応するのも、私達看護師。

だから、うまくまわせないとその他の嫌な役周りも増えてくるので、人気のない医師の診察には誰も付きたがらなくなります。
そこを上手におだてながら、手のひらで転がせる看護師は、一つの部署でそう何人もいません。

私の勤務する外来にも、こういった対応が非常にうまい看護師がいます。
気の毒なことに、彼女ができすぎるため、私を含め他の看護師では代わりが務まりません。
だから、彼女は「A先生担当看護師」となってしまい、A先生が外来に出るときには休みがとれないのです。

仮に休んだとしても、後日そのときのミスが、彼女がついている時にまわってきたりします。
それもあって、彼女は最初からA先生が外来の日には休みません。

私は直接A先生に付くことはしませんが、代わりに彼女のサポートをします。
先生の横にずっといなくてはならない彼女の足となり、目となります。
待合で待っている患者さんの問診をとりに行き、様子を伝えます。
時には、「そろそろあの人、怒り出しそうだよ・・・」と伝えることも。

デキる人は休めない。
看護の世界では、そんな現実もあるのです・・・。