時短勤務者1200人超!の資生堂がおこした改革



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資生堂ショックから考える、「育児中だから当たり前」という権利

資生堂ショックとは?

2015年、NHKの報道をきっかけに、資生堂の勤務制度改革が話題となりました。
育児のために短時間を勤務をしている美容部員(BC)に、遅番や土日のシフトにも入るようにするという、ある意味時代と逆行しているものです。

この制度改革、私も「うん、うん、そうだよね」とうなずけるところがあります。
化粧品に興味のない私は、デパートなどの化粧品売り場には行きません。
(そもそもデパートにすら行かないし、化粧品の臭いもダメで・・・)
でも、資生堂のBCというのは、看護師と共通することが多いことがわかりました。

・土日祝日、夜間の仕事がある(むしろ、その方が繁忙時間)
・常に技術を高める必要がある
・育児短時間制度を使う職員が多い

看護師も資生堂BCも、言ってみればサービス業。
だから夕方17時であがれる仕事ではありませんし、土日祝日もお客(患者)さんは来ます。
それをするのが辛いから、出産後は退職するか育児短時間制度で育児期間をつなごうとする人が多いのです。

また、私達看護師が常に勉強が必要なように、資生堂BCも常にスキルアップが必要。
そういった自己投資の時間も持たなくなるのが、時短勤務の職員。

資生堂では、育児短時間制度を利用する職員が1200人を超え(規模がすごいですね)て、大問題となっているそうです。
今までは、その穴埋めを独身・若手・ベテラン達が頑張って来ました。
でも、子育て中だから当然と感謝もせず、権利を主張して帰っていく・・・。
その人達の抜けたあとの方が忙しくなるのに。

そうすると、ただ働く時間の長短だけの問題ではありません。
仕事中の忙しさも違います。
仕事をセーブして「いいとこどり」する人に対し、嫌悪感が生まれます。
育児という権利を主張する人達を支えている人達に、不満が出ます。

そこで、資生堂は短時間勤務を長期化させることを支援するのではなく、フルタイム勤務復帰のための支援制度を整えるべきという方向に、転換したのです。

これが、資生堂ショックです。
看護の世界と通ずるところが多いですね。

看護の世界でも広がる、時短勤務者

看護の世界は資生堂と違って、真夜中の勤務もあります。
正月だって関係なし、365日病院は稼働しています。

私自身、夜勤と日祝日は勤務をしていない、正規職員です。
病棟勤務者からみると、「ズルイ」と言われる立場です。
しかし、自分の部署(外来)では、一番早く来て一番遅く帰る、育児中のスタッフを支える側です。
私自身も育児中なのですが・・・。

フルタイムになると、私のように遅くまで残らないといけなくなる・・・と、余計に皆時短勤務になります。
でもね、正規として入って来たのなら、「大変な時にいない」では困ると思うんです。
確かに、保育園のお迎えだってあるし、子供に早寝早起きをさせようとしたら、19時まで働いていたら難しいでしょう。

でもね、「毎日は無理だけど、週に1日は残ります」と言ってくれたら、どんなに楽でしょう?
毎日毎日最後の1人が帰るまで残る身からすると、受付時間ギリギリに入った人が定期処方で終わらず、採血してもろもろ検査してからもう一度診察・・・となると、ガックリ来ます。
でも、時短勤務者は「お先に失礼しまーす」と帰っていく。

こんなとき、「今日は私、残れます」と言ってくれたら、その心意気だけでも私達フルタイム組の気持ちが大分おさまるのです。
時短勤務者は、それを「権利だから当然」としてはいけないのです。
確かに、権利として時短が認められています。
でも、自分が早く帰る分の穴埋めをする人間が必ず必要になるのならば、自分は1人前の仕事をしていないんだということを肝に命じて欲しいのです。

産休・育休、時短勤務というのは、本来フルタイム勤務に復帰するための制度です。
第1子の育休を3年とって、そのギリギリで第2子の産休・育休に3年入り・・・なんて、それが正しい働き方でしょうか?
制度はあっても、それをどう使うか、働く女性としてのモラルも考えるべきだと思います。

だって、支える側は育休の期間や時短勤務の分を、少ない人員でやりくりしてなんとか乗り越えているのですから。
その大変な時期に不在になるということを、どう考えるか?
権利をやはり主張するのか?
ここに、職業倫理というものが加わるのだと思います。

あなたがもしフルタイム勤務をしているのなら、私同様に資生堂ショックにうなずけるものがあると思います。
逆に、あなたがもし時短勤務者ならば、自分達を支える方の気持ちと看護師としてのプライドを持って欲しいと思います。

転職をするときは、自分の妥協できない条件や給与を交渉することは必要だし、人材紹介会社を経由するなど、「上手に」することをお勧めします。
私自身もそうだから。

でも、一度入ったら、権利を振りかざしてばかりいてはいけないと思うのです。
「だって、この条件で私は転職したんだから!!」と言いたくなる気持ちもわかります。
でもね、じゃあみんながみんな権利を振りかざしたら、看護は成り立つのでしょうか?
あなた以外の人がやればいいと思っている?

私も本当は、残業部隊で転職したわけでもないし、土日祝日は完全に休みの契約でした。
でも、土曜日が本当にまわらなくなってしまったため、月の半分土曜日に出勤することにしました。
すると、他の人達も月に1回だけなら・・・と妥協案を示してくれるようになりました。
私からすると、あと残業も週1回でももらってくれたらいいのにな、と思いますが。

あなたは資生堂ショックから、何をどう考えますか?



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