残業に加えて委員会・勉強会が負担‼



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残業・勉強会・委員会で疲弊…、私は甘い?

看護師の委員会・勉強会の負担は想像以上!!

それでさえ忙しいし、残業の多い看護職。加えて委員会や勉強会でさらに帰宅が遅くなる、休みや夜勤明けも病院に行かなければならない・・・。
日々の業務が時間外になるのなら、それは仕方ないと思えます。それに、残業代も申請できます(認めてもらえるなら)。ところが、勉強会は自己研鑽のためですし、委員会も正規職員についてまわるもので、どちらも時間外手当を申請することができないのが実状。
負担ばかりが増えるのに、それが給料には反映しない・・・。

そのため、フルタイムで勤務しているのにあえてパート勤務を選択する人がいます。パートになることで委員会はつかなくなるし、勉強会も全員強制参加のものだけにしぼることができるから。
逆を言うと、正規の給料を返上してでも避けたいってことです。

なぜ看護師の負担が増えることをするのか?

①機能評価を通すため
病院機能評価に通ると、それだけ病院に箔が付きます。機能評価については、公益財団法人日本医療機能評価機構ホームページを参照してください。

この中で、研修の実施(医療安全・心肺蘇生・感染対策)などは、とくに厳しい実施と参加を求めています。参加者を名簿で管理し、不参加のスタッフにも後日再受講や研修内容を伝えるなどの措置までが必要とされます。
確かに、毎年同じようなことをやるのに「強制参加」の研修が年に何回かありますよね。とくに医療安全・心肺蘇生(BLSレベルで可)・感染対策は厳しく出席するように言われます。
研修が負担になっていることは、看護部も重々承知。それでも、機能評価を通すためには必要なことなんです。

②市民や患者に対する体裁
機能評価では、患者の権利と尊厳を守るという内容を含んだ病院の理念を打ち出していることが、評価の対象になっているのをご存知でしたか?実は、サーベイヤーのいろいろなチェックポイントのうちの一つになっているんですね。
そうなると、患者からのご意見箱も設置しなくてはなりません。

もとより、公的病院では患者(市民)は「俺たちの税金でやってる病院なんだ!!」と思っています。ですから、何か患者側に不満があったり、インシデントやアクシデントが起こった際には、
「○○検討委員会を立ち上げ、事故の再発防止に努めます。」とか、
「○○勉強会を開催し、職員に周知徹底を図ります」といったものを、
回答書として公表しなくてはならないんですね。

そうなると、何かあるたびにこういった勉強会や委員会、ワーキンググループなんかが増えて行くということになります。
こうした体制を整えて日々努力しているけれども、事故が起こってしまったらごめんなさいね・・・。起こった事故に対しては、こういう対応をしたからこれで許してね・・・というわけです。

③職員のレベル向上のため
医療従事者(特に医師・看護師)側に自分で学ぶ姿勢があればいいのですが、最低限必要なことしかしたくないという人もいます。そういう自助努力に欠ける人も含めて職員のレベルを向上させるため、病院側が強制するのです。
上の①②の理由だけでなく、純粋に職員の専門職としてのレベルを上げなければ、医療の質も上がりません。だから、勉強会は必要なのです。

病院規模が大きくなれば、委員会・勉強会は避けられない

看護師は専門職ですから、看護師である以上ずっと自己研鑽に励み、スキルアップを図る必要があります。ですが、昨今はそれが行き過ぎていて看護師の負担となり、家庭との両立を一層難しくしていると思います。

けれども、機能評価に通ったり、医療監査を通らなければ病院が存続しません。いろいろな立場の思惑があってのことですが、昨今の委員会や勉強会等は本当に患者や看護師のためになっているのかというと、そうともいいきれないと思います。
しかし、実際に今の制度の中で看護師として働いていくのなら、病院規模の医療機関に務める際にはこれらの負担は避けられません。

そしていつかはあなたが主催する側にまわることも出てくるはずです。その際には、できるだけ要領よく委員会の仕事をこなしたり、勉強会の資料作成等が終わるように工夫する、それくらいしか私達が個々に対応することがないのです。日々の業務で残業が続いても、期日までに資料を用意したり委員会の議事録を提出しなくてはなりません。
そのためのスキルとして、Excel・Word・PowerPointは使えるようになっておいた方がいいですね。これらを使いこなせるかどうかで、委員会に関する作業時間は大幅にカットすることができますから。

もしあなたが今の職場・病院規模の医療機関で働こうと思うのであれば、残業だけでなく勉強会や委員会は逃げられないことなんだと腹をくくるべきです。仮にどんどん小さい病院に転職していったとしても、5年後・10年後に同じ問題に直面することになるでしょう。
結局、逃げていてはいけないのです。都市部や大学病院で始めたことは、田舎や小さい病院でもいつかはやるときがくるものなんです。わかりやすい例としては、電子カルテの導入なんかがそうですよね。

それなら、腹をくくって出るべき研修に出て(看護記録や計画、その他もろもろの制度含む)、最低限の労力で身に付ける方法を考えるほうが賢明と言えるでしょう。