初めてもらった給料、その重み



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1 年目:初任給とボーナスにビックリ

時給から月給の世界へ

学生時代からずっとアルバイトをして、奨学金をもらって生活してきました。一番長くしていたのが、コンビニのバイト。しょっちゅう穴が開いたシフトに入ってくれと頼まれて、夜中も、朝もやっていましたね。
でも、深夜に働こうが、朝6時から登校まで働こうが、バイトは所詮バイトです。今よりも15年以上前の話ですから、時給も今より格段に安かった。1000円もいきません。

お金に四苦八苦して過ごしてきた私が、公立病院に勤務しました。公立病院というのは、勤めるだけで看護師というだけでなく、公務員の立場も手に入れます。
なんと、就職して数日で4月分としての給料をもらえたのです。
いやぁ、びっくりしましたね。最高でも10万までしかバイト代をもらってませんでしたから。
今となってはその額では少ないと思ってしまいますが・・・

とにかく有難かったですね。そりゃあ辛いけれど、働いているだけでこんなお給料もらえるんだからって。
普段の月給でも有難いと思っていた私。そこへ、6月のボーナス月がやってきました。当時の勤務先は、ボーナス支給の後の給料だったんですね。だから、ボーナスだけでも「わーい♪ ボーナスって、こんなに高いんだ~」なんて喜んでいたわけです。
そこへ、6月分の給料も入った。ボーナス月に給料がもらえることを知らなかった私は、本当に嬉しかったのです。

今思えば、なんて世間知らず&かわいかったんでしょう (*´ω`*)

お金はあっても時間と気力がない・・・

さて、そんなふうに学生時代の時給の生活から月給の生活に代わり、とりあえず生活するのに困ることはなくなりました。小心者で意外にもお金が使えず、1人暮らしの割には貯まっていきました。

お金が貯まっていくのは当然。
日勤しかやっていなかったのですが、毎日帰りは22時過ぎ。そして帰ってから翌日までの宿題をこなさなければ、翌日の先輩のいびりがすごかった・・・。
休憩もろくにとらずに14時間以上働いて、睡眠時間3時間とかでしたね。お金を使おうにも、家と病院の往復で、休日も遊びに行く気力も時間もとてもなかった。休日はひたすら眠って、また翌日のための勉強をしていたのです。

しかも、頑張ってやっていった勉強やレポートも無視されるのは当然。内容を褒められるどころか、足りないところばっかり。学生のときのように赤ペンすら入れてもらえず、何時間もかけた勉強ノートに一言、「こんなのうつしただけじゃん」とか・・・。
お金はあってもお金を使う時間がない。なによりも、気力がなかったですね。

今、当時と同じ働き方をしろと言われたら・・・倒れます。しょげます。

給料の重み

何故、そんな過酷な状況で続けることができたのでしょうか?
やはり、看護師としての給料です。アルバイトを経験せずに就職した方にはわからないかもしれませんが、高校・専門学校とスーパー・マック・回転寿司・コンビニ・古本屋・ビラ配りetc.たくさんのバイトをしてきた私には、看護師としての給料がすごく重かった。
バイトとは違う責任を、給料で感じていたのです。

専門学校時代に実習もこなしていたし、国家試験も必死で勉強して合格したのですから、当然と言えば当然。でも、数か月前の自分と今の自分では、生活は大きく変わったのです。
できることがほとんど変わっていないというのに。

だから、こんだけの給料もらってるんだから、辛いのは当然だよな・・・って思えたのです。その考えは今でもやはりあります。
正規とパートの違いは、待遇面もありますが、社会的な保障も厚く、年金も半分は雇用主が負担してくれています。それは、それだけの責任が正規職員にはあるからだ、と自負しています。

看護師としての立場で仕事をするのなら、正規もパートも同じ働きをするのが理想です。しかし、現実は違います。やはり、給料・待遇・社会保障が全然違うのです。ですから、同じ時間勤務している人だとしても、パートの人よりも負担の大きい仕事を受けるのは当然かな・・・と思っています。

たくさんの失敗もしたし、勉強することの大切さ、働くことの意味、社会人としてのマナーetc.たくさんのことを1年目で学びました。でも、私の中で一番大きな変化は、やはり正規職員としての給料をもらうようになったことですね。

時々嫌なことがあると、1年目に初めて給料とボーナスをもらった時の感謝を思い出すようにしています。1年目の新米ナースが、ベテランのOLさんより高い給料をもらうということ、それだけの責任が、自分にはある。
嫌なことは多いけれど、これくらい当然。
そんな風に、毎日を乗り越えています。
こうして1日ずつ積み上げていったら、10年超えていましたね(笑)。

お金のことを口にするのは、日本人はあまり好まないかもしれません。でも、私は看護師としての自覚と責任、そして辛いことがあった時にこそ、給料を考えるようにしていますね。
それだけドライに「これだけもらうんだから当然」と思っている方が、理想を追い求めて看護師になった人よりも長く働き続けられるんですよ。事実、私がそうですからね。