異動で世界が変わった



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3年目:世界が変わった!?初めての異動

こんな世界があったのか・・・

まだまだ勉強も経験も足りなかった私ですが、3年目で初めての異動を経験しました。脳外科から呼吸器内科への異動でした。
といっても、3分の1は心療内科の患者が占める混合病棟。3つに分けられたチームのうち2つが呼吸器内科、1つが心療内科担当というチーム編成。
この心療内科のチームがあったせいなのか、それとも外科系から内科系に変わったせいなのか、世界が変わったと言ってもよかったですね。
毎日が憂鬱で、それでいてキリキリして・・・という脳外科時代。それが呼吸器内科では全く変わったのです。

仕事の内容が楽になったというものではなくて、雰囲気から全てが違ったのです。
今思えばすごい病棟メンバーでしたね。50代は1人、40代も1人、30代が3人(位だったかな)、あとはみんな20代。とにかく若かったし、和気あいあいと仕事をしていました。
脳外科では同じ20代でも威張り散らしていた先輩達に、同じ20代の「仲間」として迎えられたのです。

初めての異動で、また1から全て怒られるのかな・・・と不安でいっぱいだった私は、拍子抜けしてしまいました。
だからといって、仕事を適当にしているとか、なれ合っているというわけではありません。呼吸器内科だってヘビーな患者さんはいっぱいいたし、心療内科の患者さんには振り回されました。

でも、やはり「人」が違うとこうまで働きやすさが違うんだ、ということを実感しました。
職場って、人間関係が作り出すものなんですね。

働きやすい環境は、人が作るもの

初めての異動を迎えるにあたり、看護師ではない私の知り合いは、「新人とは違うから、そんなに異動は大変じゃないよ」と言ってくれました。
その通りでしたね。

私の1年目は態度面からして最悪な新人だった(生意気で、謙虚さに欠けた)ので、その失敗は繰り返すまいと心に誓っていました。それから、とにかくフットワーク良く動こうと。
“できないやつは、動いて稼げ”これは、脳外科時代のこわーい先輩に言われた言葉です。私はとにかく1年目にこれを叩き込まれたので、それ以来この言葉を常に頭に入れています。
言い逃れではないけれど、頑張って動いていた上で至らなかったのとただ怠けていて至らなかったのとでは、周囲の見る目が明らかに違うからです。

・謙虚な気持ちで臨む
・フットワークよく動く

私が心がけたのは、この2つだけ。勉強もそれまでだって頑張っていたから同じようにしていた(むしろ怒られないのでペースダウンしたかな・・・)し、とにかく不器用だから要領よく周れないのも同じ。
だけど、呼吸器に行ってからの評価は全然違ったのです。

「できないヤツ」という評価から一転したのです。
こんな世界があるんだな、ってホントに初めて知りました。看護の世界はどこも脳外科病棟のような雰囲気なんだと思っていましたから。
歓送迎会以外で職場のみんなとごはんを食べに行くというものも、この頃初めてしました。
生きててよかった~ (*´ω`*)

仕事が楽かというと、脳外科と違った意味で呼吸器内科も忙しかったですよ。休憩時間がたいしてとれないというのも、同じ。
でも、みんなが助け合った仕事をするのと、お互いの働きっぷりを監視しながら働くのとが、大きな違いだったのではないかと思います。
実際、私のプリセプターさんが少し前に同じ呼吸器病棟に異動していましたが、その先輩もとても楽しそうに働いていましたから。

20代が20代に対して、人格否定したり(まあ確かに可愛げなかったけど)、うつになるのではないかと思うくらいの言葉を浴びせたり、深夜明けなのに残業を強要するなんて、考えてみたらおかしいのです。確かに22歳の新人と29歳では違いますが、人間としてはまだまだ未熟です。ましてや20代の人が、ちょっと仕事ができるからと50代のベテランさんをいびるなんておかしい。
実際、今の時代でそれをやったらみんな辞めていくでしょうね。そして、看護部からお叱りを受ける。

私にとって、あの新人時代は財産になっています。なぜなら、辛いことがあった時は、あの時期のことを思い返すと、ほとんどのことが頑張れるから。今の方が全然マシじゃんって。
そして、脳外時代の先輩方のような人間にはなるまい、と私は決めていたので、私は仕事に対しては厳しいけれど、いびることはしていないという自負があります。
実際、今の職場で人間関係がうまくいかなくて退職したり、異動になる人は出ていません。それは、私以外の人も同じような姿勢だからです。

同じくらいに最初の異動で学んだことも、今の財産です。
職場は人間関係がつくるもの―そう感じた3年目。
おかげで今の私があるとも言えます。あのときに、働くことはただただ辛い針のむしろではなく、助け合うと忙しいけどハイテンションで働けるんだってことを実感したから。

異動はいろんな疾患を経験しておくという意味が強いですが、それ以上に学ぶこと・感じることが多いものですね。
まさに世界が変わった3年目でした。



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