全部抱えるのは、ムリですよ!



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母とナースのジレンマ

子供をとるか、患者をとるか!?

子供を抱えて働くということは、いろいろな葛藤を抱えることにもなります。

・一緒にいてあげられる時間が少ない
・学校行事に行けない
・習い事をさせてあげられない
・せっかくの休みも仕事で、どこにも連れて行ってあげられない
・帰りが遅く、1人で留守番をする時間が長くなる
・急な勤務変更で、子供との予定をキャンセルしなければならない

子供に対して、満足に母としての役目を果たしてあげられないという思い。
仕事において、子供を優先にすると中途半端になってしまうという思い。

こんなことが、しょっちゅうあるのです。
そこで、どこまでなら自分は妥協できるか、子供が理解してくれるかを考えながら、悩みながら選択していくのです。

だからこそ、働くお母さんは1つ1つの決断を良く考える必要があります。

例えば、定時終了間際、今日は定時で上がれそう~という日に、緊急の患者さんが飛び込んで来た。
命に関わることですから、帰りたいなんて言えない。

このようなことがあったとき、私は電話1本で済みます。
「帰り遅くなるから、(子供を)お風呂に入れておいて~。」
と、実家の母にお願いしておけば、なんとかなります。

年に数回であろうと、こういう出来事に対応するために、定時で帰れなかったときのための対策をしてあるのです。
もし母がダメなら、姉に連絡します。
姉に用事があっても、中学生の姪っ子に見ててもらうことができます。

ところが、私の職場の人は、正規でもこれができない人ばかり。
普段は有給もとらずに自分の持ち場を守る人達も、子供が1人で家で待っているし、習い事の送り迎えもあるし・・・と、残業はできません。
でも、私達の仕事において飛び込んでくる仕事ほど重要で、重症で、緊急なんですよね。

また、この仕事は他の人にはやらせない・全部自分がやるんだと責任感の強い人であっても、時間外については他の人の手を借りることになります。
本人は責任持って最後までやりたいと思っても、子供が待っているから帰らないわけにはいかない。
結局、後ろ髪を引かれるようにして帰宅することになります。
これ、残る方も先に帰る方にもジレンマがあるんですよ。

帰る方は仕事をしっかりやりたいと思う反面、子供も大事にしなくてはならない。
そして自分は帰らせてもらうけど、他の人に残業を押しつけてしまう。
そして残る方は、なぜ私ばっかり!と言いたいけれど、子供を理由にされると何も言えなくなってしまう。
夕飯も食べずに夜遅くまで留守番させておけ、なんて言えませんからね。

一方、私の職場には本当に仕事が生きがいという人もいます。
子供も社会人になってしまったし、仕事が生きがい。
夜遅くまで残るし、休日も病院に来ることもしょっちゅう。

確かに、すごいです。
でも、責任もって仕事をしたいと思うなら、そのような人を目指せばよいのでしょうか?

それは違いますよね。
どんな人だって、プライベートの時間は必要です。
それに、極端な話、病院に寝泊まりしてプライベートゼロにしたって、睡眠時間の確保は必要です。

結局、病院が365日24時間体制をしいている限り、誰にも頼らない・絶対に穴を空けないなんてことは不可能なのです。
私達が責任を持つべきなのは、自分の勤務時間の話。
そして、残業だって可能な範囲の話です。

そして、今子供がいると言う人は、勤務時間内で最大限の働きをするしかないのです。
どうしても子供がらみの用事はあるし、母親の代理は誰にだってできるものではありません。
だから、やはり誰かに託して、プライベートの時間を確保する必要があるのです。

いつか恩返し、のつもりで子育て期は甘える

責任感のある人ほど、仕事に穴をあけたくないと思います。
それが子供のことが理由であっても、誰かに自分の持ち分を変わってもらう必要があると、ジレンマを感じる人もいます。
でも、上述した通り、人間は365日24時間働くことなんて不可能なのです。

子育て期は、その働けない時間が少し増えるだけ。
それも、今だけ。
いつか恩返しするから。
できる日は残るから。

そういうつもりで、甘えることも必要だと思うんです。
子供と仕事を天秤にかける時点で、間違いなんですよ。
確かに、子育て期には休みも多くなりがちだし、周囲に申し訳ないと思う。
それなら、勤務時間中のパフォーマンスを最大限に引き上げて、できない時間帯はゴメンナサイと割り切れるようになる方が賢明だし、子供にとってもその方が良いことは、言うまでもないでしょう。

あなたは頑張り過ぎてはいませんか?
私だって、時には帰りが遅くなって子供に寂しい思いをさせることもあります。
でも、それが恒常的になってはいませんか?

母親とナースとの間で葛藤しているママナースは、大勢います。
でも、母親にしかできないこともあります。
誠意は残業で示すだけではありません。
勤務時間中の働きで、周りの理解を得られるように努力してみましょうか。