ママナースの子育て論



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ママナースが子育てをするうえでいつも意識しておきたいこと

親の一番の役目は何か?

子育てに関する価値観は、お金や時間に関する価値観と同様、人それぞれ。あなたの持っている価値観は、あなたが今まで育って来た環境や両親の教育方針、職場の同僚や友人などの影響も受けて出来上がっています。

私自身もまだ子育て中ですが、子供が産まれてからずっと決めていたことがあります。
それは「自力で生きていける子供に育てる」こと。
もちろん、赤ちゃんのときから自立なんて目指していたのではありませんが、その時々で、ただ「守ってあげる」というスタンスではなく、自分でできる子、誰とでもコミュニケーションをとっていける子になるようにと考えて来ました。

専業主婦で第一子・・・となると、誰かに預けることもありませんから、どうしてもお母さんにべったりになってしまいます。
昔のように兄弟が多ければ、兄弟の下の子は上の子が面倒を見ましたし、上の兄弟の見よう見まねでなんでも自分でできるようになったものです。
しかし、現代では2人か多くて3人というのが日本の家族像。

そして子供はほめて育てる、競争させない社会になっています。
褒められるだけ、競争のない社会だけで一生暮らしていけるかというと・・・実際は違うのではないかと思います。
子供の頃にはただただ甘やかされ、なんでもお母さんがしてあげる、そして怒られた経験も競争に負けた経験もない子供が多いと思います。

では、早くて18歳で大学進学から始まる1人立ちに向けて、それでいいのでしょうか?
社会人になって初めて他人から怒られるので、すぐに仕事を辞めてしまう若者が多いのでは?

だからこそ、親の役割は「自力で生きていける子供に育てること」だと思いますね。
その中には、打たれ強さ、コミュニケーション力、生活習慣の自律と、いろいろな要素が含まれています。そしてそれを子供に教えるには、親が一番の見本でなくてはなりませんね。

親はいつまでも、子供を守れない

何をするにもお母さんでなければ嫌という子供では、誰にも預けることができなくなってしまいます。それに、働きに出ることに罪悪感を抱くかもしれません。

2歳・3歳で保育園に入った場合には、なかなか適応できず、当初は泣いて別れる毎日になります。
保育園の嫌いな子が、さくさくと支度をするはずもありません。お母さんは毎日朝から時間に追われてキリキリしながら、それでいて子供のご機嫌をとりながら保育園に預けることになってしまいます。
それなら、どんどん小さいうちから預けてしまって、お母さんと離れることが当たり前にしてしまった方がいいのかもしれません。

また、看護師が正規で働きながら子育てをしようとすると、保育園だけでは足りません。
夜勤や年末年始・お盆休み等の勤務が、どうしても出て来るからです。
赤ちゃんの頃から祖父母や曾祖父母、親戚、近所の家との交流を持っていると、いろんな人と接することで甘えていいばかりではないことや、いろいろな性格の人がいることも、自然と理解します。
その場その場で子供が適応できると、お母さん自身働くことへの罪悪感が薄れます。

働いていると、いつもそばでお母さんがなんでもやってくれる、という環境にはなりません。
ですから、どんどん自分のことは自分でして、自分から考えることができるようになります。

親は子供をずっと守ってあげられるのではありません。
それならば、後で放り出されてしまうよりも、子供の頃から自分でなんでも乗り越えていけるように育てて上げる方が、本当の愛情ではないかと思うのです。

ママナースは、とにかく忙しい。
子供のそばにいてあげられない、というジレンマもあります。
自分の子供が熱を出しているのに、他人の面倒をみていることだってあります。
でも、プライドを持って働いているお母さんを、子供はしっかり見ています。

早くから預けてかわいそうとか、3歳までは母親が育てるべきだという考えの人がいることは重々承知ですが、私自身は自分も共働き家庭で育ったこともあり、自分のことは自分ですることを当たり前と思っていました。
そうなると、自分の進路もライフデザインも早いうちに立てるようになりました。

就職してからは、キャリアプランを早々に立てていたので、子供を抱えてシングルになった今も、フルタイムで働くことができています。
子供にも同じように、早いうちに自立してもらって、社会人になっても親にパラサイトするなんてことのないように、育てていくつもりです。

もちろん、実家の母や保育園・学校の先生、親戚のおばさん、自分の姉妹etc.いろいろな人に助けられてのことです。
おかげで我が家は、家族間のコミュニケーションが絶えません。
いろいろなことを共有し、誰かが困っていたら誰かが助けるということが自然とできています。
これは、子供のおかげですね。

また、私自身子供を育てながらママナースとして勤めることで、心の器も少し大きくなった気がします。
時間管理のスキルも身に付いたし、親になってからの方が仕事に責任を持つようになりました。
よく言われることですが、子育ては「子供を育てること」ではなくて、「親が子供に育てられること」なんですよね。