魔女のキキから教えられること



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人生における最強の参考書は、児童文学!?

仕事が前向きにできないときは、本を読もう

私は、何か嫌なことがあったり気持ちが落ち込んだり、行き詰ったりしたときには、本を読みます。

ストレス発散としてはランニングや片づけ(片づけもストレス発散になります。詳しくはこちらを読んでくださいね。)もいい。
けれども、モヤモヤした気持ちに向き合いたい時やモチベーションが下がった時には、本から答えを導くことが多いですね。

どんな本を読んでいるか・・・というと、その時に自分の中の「問題」となっていることがかかれている本。
例えば人間関係なら、気持ちを楽にしてくれたり自分を大事にしようとうたう本。
人の一挙手一投足にとらわれないよう、力の抜き方を教えてくれる本。
・・・などなど。

ここ1週間ほど、私は自分が「不満ばかり」であることに気づきました。
考えることも、口から発する言葉も。
でもね、今はそんなに大変ではないはずなんです。

新人時代のように、休日も翌日の仕事のことばかり考えて楽しめないとか、睡眠時間を割いてまで勉強してはいません。
育休復帰後のように子供に手がかかる上に、救急外来の当直で週末が潰れる・・・なんてこともありません。

体調もいい。
基礎疾患があるので、薬をゼロにすることはできませんが、最低限だけでコントロールできている。
ランニングもできる。(調子が悪くなると、走れなくなるのでストレスですが。)

なんで?
何が不満なんだろう?
なぜ仕事を前向きにできないのだろう?

誰かに愚痴を聞いてもらえば、スッキリするのか?
いいえ、そうではありません。
自分でもわかっているのです。

これだけの給料をもらっていて、母子家庭でも生活に困っていない。
正規職員なのに、看護師につきものの夜勤や土日祝日勤務が(ほぼ)ない。
それでも不満だというのなら、たくさんの看護師が私よりも不満を抱えていることになります。

こんなことを他人が聞かされたって、(何を甘えたことを)と思うだけでしょう。
それに、他人の愚痴を聞いても、聞かされた方にプラスになることは何もありません。

この週末で、どうにか自分でリセットせねば・・・そう思ったのです。
今回も、何か本が解決に導いてくれるかな・・・と探しました。
そこで出合ったのが、魔女の宅急便

スタジオジブリで映画化された、魔女の宅急便です。
1巻は既に、小学校時代に原作を読んでいました。
今回、25年ぶりに読みました。

13歳のキキから考えさせられること

魔女の宅急便は角野栄子さんの作品で、実は全6巻。
しかも児童文学。

これが、仕事にどう参考になるというのでしょうか?
児童文学というのは、結構侮れませんよ。
大人にも、考えさせられることが多いのです。

スタジオジブリの宮崎駿監督は読書家で、だからこそ魔女の宅急便もそうですが、借りくらしのアリエッティも、児童文学から生まれたんですよね。
(アリエッティは、床下の小人たちが原作です。)

魔女の宅急便は、13歳の新米魔女であるキキが、1年間修行の旅に出るところから始まります。
13歳で一人立ちなんて、今の時代には考えられませんね。
だからむしろ、13歳よりも私達大人の方が考えさせられることが多いのかも。

理不尽な注文(お届けものの仕事)をされたり、人間関係に悩まされます。
 →私達も同じですね。
  理不尽な患者さんや医師から発言があったり、看護師同士の人間関係に悩まされます。

ただ何でも届ければいいのではなく、受け取った人が嬉嬉しいものを届けようとする。
 →医師から受けた指示をただこなすのではなく、患者さんのことを考えなくては。

お金をもらおうとせず、“もちつもたれつ”“おすそわけ”で生きています。 
 →現実にはお金を得なければ生きていけませんが・・・。
  でも、“お金のため”だけに働いてはいけないのですね。
  
修行を終えて里帰りしても、「自分を必要としている人がいるから」と、すぐにコリコの町へ帰ってしまいます。
 →必要とされるような仕事を、私達は本当にしているでしょうか?
  自分の仕事に使命感を持っている13歳・・・私達もこの姿勢は見習うべきです。

キキの店の電話番号は123-8181(1、2、3・・・ハイハイと仕事を受ける)
 →13歳が仕事に文句をつけず何でもハイハイと受けるなんて、すごいですね。
  一見できないと思うことも知恵を振り絞る姿勢も、見習いたいところ。

例えば、こんなふうに。
物語はキキの修行への出発から始まり、最終巻はキキの子供達が修行へ旅立つところで終わります。
それぞれのお話のなかに、何かしら私達にも働くことや助け合って生きていくことを教えてくれる中身が詰まっています。

さらっと読むだけでも、もちろん楽しい本です。
しかし、キキの悩みや葛藤を自分と重ねて考えてみると、素晴らしい人生の参考書になります。

本も一期一会。
困ったときには、不思議と解決してくれる本に出合うものです。
これは本当。

私の場合、実際の書店ではなくて、電子書籍の書店だったりもしますけれど。
今回はそれが、魔女の宅急便という児童文学だっただけ。

お金のこと(給料に見合った仕事しかしたくないとか)、待遇のこと(もっと休みを多くしたいとか)・・・不満ばかりの自分が、恥ずかしくなってしまいました。
それに、親としてどう子供に接するか、アドバイスをするかといった、子育てについての参考にもなったのです。

いい本は、対象年齢を定めません。

仕事に行き詰まりを感じたり、何のために働いているのだろう・・・?
こんな気持ちがフツフツとわいて来るのを感じたら。

あなたもぜひ、書店に行ってみてください。
何かヒントになる本に出合えるでしょう。