COPDに酸素は禁!?



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CO2ナルコーシスを恐れるな!

COPD患者が呼吸不全で来院したら?

COPDという病態の知識を少し持つと、“高濃度の酸素を吸入させてはいけない”と思ってしまう人がいます。
今低酸素の状態にあるのなら、まずそれを改善しなければ、脳が酸欠になってしまうというのに・・・。

それなのに、運ばれて来た患者さんがCOPDだという情報があると、せっかく病院という場に着いてすぐに酸素吸入ができるのに、投与を躊躇してしまうのです。
それは、CO2ナルコーシスが怖いからです。

CO2ナルコーシスは、COPDや低換気状態の患者に対し、高濃度酸素を吸入させたことによって起こる状態です。
体内への二酸化炭素の蓄積によって起こる、重度の炭酸ガス(CO2)中毒。
➀自発呼吸の減弱➁呼吸性アシドーシス➂意識障害の3つを特徴とする、中枢神経障害を起こします。

二酸化炭素は、体内に蓄積されると、皮膚と脳の血管を拡張させる作用があります。
CO2ナルコーシスを起こすと、血管拡張によって頭痛・顔面紅潮・発汗が起こります。

また、他の部位では血管収縮が生じるので血圧が上昇します。
さらに二酸化炭素濃度が溜まると、二酸化炭素の中枢抑制作用が生じ、意識障害・傾眠・昏睡となるのです。

・・・ちょっと難しいですね。
もっと簡単に考えてみましょうか。

人間の身体は二酸化炭素が増えて酸素が足りないと、二酸化炭素の受容体(中枢)が危険をキャッチし、「もっと呼吸してよ~」と、末梢に指令を送っています。
呼吸をすることで換気し、二酸化炭素を吐きだして酸素を取り入れようとするのです。

ところが、酸素吸入(高濃度酸素)を投与すると、酸素が足りています。
ですから、二酸化炭素が過剰にあっても身体が危険と判断しないため、呼吸(換気)をしなくなるのです。
そして、呼吸回数が減る(もしくは呼吸が停止する)ことで、体内に溜まった二酸化炭素を吐きだすことができなくなってしまうのです。

やっぱりCO2ナルコーシスって怖いんじゃない!?
そう思われたかもしれませんね。
でも、CO2ナルコーシスよりももっと怖いことがあるんですよ。
それが、低酸素です。

脳は低酸素と低血糖に非常に弱いので、すぐに障害を起こしてしまいます。
心停止を起こした患者さんが仮に5分後に心拍再開したとしても、それまでの間に脳が低酸素によるダメージを受けていると、元の生活には戻れなくなることがあるのです。

それを考えてもらえれば、
緊急度は、CO2ナルコーシス<低酸素血症
であることがおわかりいただけると思います。

それに、CO2ナルコーシスはNIPPVと呼ばれる非侵襲的陽圧換気や人工呼吸器管理にすれば回復しますが、低酸素による脳障害は不可逆的。
「一度起こったら元に戻らない=社会復帰できない」のです。

だから、COPDだろうが呼吸不全を起している患者さんには、酸素投与をためらってはいけません。
もちろん、必要以上に流す必要はありませんし、状態が改善されればOFFにすべきですが。

これで、次にCOPDの患者さんが救急搬送されて来たとしても、あなたは迷わず酸素を投与できますよね?



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